2022年7月6日JR山手線渋谷駅構内で
線路に財布を落とした方が駅員に話した後
5分以上拾ってもらえなかったと
非常ボタンを押して駅員さんに激昂される動画が
Twitterで拡散されました。
今回は
物を線路に落として非常ボタンを押したら
- 損害賠償が発生するのか?
- 損害賠償いくら?
- 動画では誰が悪いの?
についてみていきたいと思います。
山手線財布落として非常ボタン【動画】損害賠償発生する?
【※音量注意】JR山手線の某駅にて乗客と駅員が口論に
4万円入り財布を線路内に落とした乗客が駅員に財布を取ってくれと頼むも、5分前後待っても取ってくれず、「財布が電車に轢かれてしまう」と非常停止ボタン押してトラブルに…※激昂しているのは駅員さんです pic.twitter.com/R6W8eWKvMj
— 滝沢ガレソ⭐ (@takigare3) July 5, 2022
線路に物を落として非常ボタンを押すことについては
損害賠償が発生するものなのでしょうか?
JR東日本は
「危険を感じた場合には躊躇なく押しても構わない」
と言っています。
JR東日本東京本社は
「非常停止ボタンについては、人や大きなものが落ちたときなど、危険を感じた場合にはちゅうちょなく押しても構わない」としたうえで、「落とし物の大きさによる判断は難しいので、駅員が近くにいる場合にはまず駅員に申告していただきたい」と話した。
出典元:ENCOUNT
人が落ちたり
落としたものが電車を脱線させてしまうような物だったり
すぐに危険を回避しなければならない時は
押して構わないということですね。
賠償金が発生するのは、加害者に故意または過失があったケースです。その場合、運営する鉄道会社は、民法709条「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」を根拠に、加害者に賠償金を請求できます。「加害者に故意や過失があった」と認められやすいのは、電車への飛び込み自殺や踏切内への立ち往生、路線への進入、線路への置き石などです。
出典元:https://chokottokyosai.jp/column18/
電車を停めた場合に損害賠償を請求される場合は
故意・過失がある時なので
管轄の鉄道会社がどう受け取るかによりますね。
今回はどうなるのでしょうか?
「落とし物をされたお客様が線路内をのぞき込んだり、線路内に降りようとするなど危険な行為をしており、それを制止した後のやりとりになります」
出典元:ENCOUNT
動画は駅員さんに怒られている部分のみを
拡散されているようですが
おそらく駅員さんが対応中に
線路に降りるなど危険な行為をしていた上
非常ボタンを押したということなので
損害賠償を請求されてしまう可能性が高そうですね。
故意・過失により損害賠償が請求された場合
損害賠償額はどのくらいになるのでしょうか?
山手線財布落として非常ボタン損害賠償いくら?
鉄道会社からの損害賠償請求の内訳は、一般的に「振替輸送費」「修理費」「人件費」などです。振替輸送費は、列車が遅れたことによる振替輸送にかかった費用や払い戻し費用。修理費は、車両など破損したものの修理費用。人件費は、復旧のために要した人件費です。それぞれ具体的な被害の程度によって、請求金額は大きく異なります。例えば、同じ修理費でも、脱線事故は数千万円の賠償金が発生しますが、そうでなければ数万円〜数十万円程度になることが多いようです。
出典元:https://chokottokyosai.jp/column18/
今回は事故が起こったわけではないので
「修理費」はなさそうですね。
賠償金額は具体的な被害の程度によって大きく異なります。例えば、通勤ラッシュ時間などに起きた事故などは賠償金が高額になるケースもありますが、一般的に数百万円単位です。
出典元:https://chokottokyosai.jp/column18/
どのくらい電車を停めたのかわかりませんが
山手線という利用者の多い電車で
危険な行為をして故意に停めてしまったということで
JR東日本側が不利益を被ったとすれば
数万円〜数十万円くらいの請求が来る可能性もありそうですね。
鉄道会社からの損害賠償請求では、全額を請求されることは少なく、減額した金額を加害者が支払うことで和解するケースが多いです。具体的には、加害者側と鉄道会社側で話し合い、加害者や遺族の生活状況や支払い能力を踏まえて支払う金額が決まります。
出典元:https://chokottokyosai.jp/column18/
今回のケースでは
動画の主と鉄道会社で話し合いが行われ
どうなるのか決まるものと思われます。
山手線財布落として非常ボタンは誰が悪い?
今回拡散された動画には賛否ありますが
駅員さん側を擁護する意見が多いように思います。
出典元:Twitter
出典元:Twitter
出典元:Twitter
出典元:Twitter
この動画を拡散することについても賛否がありましたね。
まとめ
今回は
「山手線財布落として非常ボタン【動画】損害賠償いくら?誰が悪い?」
についてみていきました。
今後の経過に注目してみたいと思います。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。